「失礼します。何でしょうリーナ姉様」
あ、きた
私ができることはここまで
あとはあなたが言わなきゃ意味ないのよ
ぽんっ
私はベルの背中を押す
「あ、エミーラ…ごめんなさい!あなたのドレス破いてしまったこと、ネックレス取ったこと…本当にごめんなさい!」
「…いいです。もういいんです…私ベル義姉様にも幸せになって欲しいのです。昨日の男性が好きなのでしょう?」
あ、やっちゃった…
昨日パーティー行ったのバレるよー!
「何故それを…」
「実は…リーナ姉様がパーティーに行けるようにしてくださったのです」
うわー。バラしたよ…