「…姉様…リーナ姉様!」
「ん?エミーラ?」
私…寝てた?
「よかった…倒れるように眠っていたから体調が悪いのかと…」
あー、うーん…私あのまま、まじで寝落ちしたの?!
「大丈夫よ。それより楽しかった?」
リボンはしてないようだから無事落として来たみたいね
「実は…リボンを落としてしまいました…あのリボンは、お母様が毎日つけていたリボンで…私にとって形見のようなものなのに…」
私からすればいいことだけどこの子からしたら悪いことなんだよね…
「ごめんなさいね…私がもっと工夫してれば落とさなかったかもしれないのに…」
「姉様のせいではございません!私の不注意なのです」
「とりあえず、落とし主が現れるまで待ちましょう?あのリボンには名前が入っているはずよね?」
「そうですが…何故それを知っているのですか?」
あ、やっちゃった…
「たまたま見えたのよ。」
「そ、そうなのですか…」
さてと、王子様?ちゃんと届けてくださいよ!