「ただいま!エラ?!」
「おかえりなさいませ、お姉様。」
「いい。今からさらにあなたを仕上げるわ!これに着替えて、ここにすわって!」
「はい!」
もうこの時の私はライオンのごとく吠えてたと思う
私が偶然持ってたちょっと深い緑から薄い緑のグラデーションのドレスを渡した。
「お姉様?似合います?」
「うん!やっぱ似合うわ!そのドレスはあげるからここにすわって」
「いいのですか!?ありがとうございます。」
エラを座らせなが思う
わたしには緑ほど似合わないものはないってくらい似合わないからいいんだよね…
最低限の下地、ファンデはしてる。
さて、アイメイクだ
「目つむって!」
ベースを薄紫でぬり、二重幅に薄いピンクと濃いピンクをグラデーションになるように入れる
アイラインを目尻にタレ目になるよう書いて
涙袋を強調させるために陰影をつけて
最後はピンクの口紅をグラデーションになるようにつけて
最後に多分お母さんの形見であろうリボンを結ぶだけにして完成!
「さて、行ってらっしゃい」
「ありがとうございます!お姉様!私…アドルフ様に見劣りしてませんか?」
「大丈夫!誰よりも綺麗よ。ただし、2時間で帰って来なさい。あの人たちが帰って来てしまうから」
「分かりました。行ってまいります。」
「楽しんでらっしゃい。」
さて、第1段階終了。