「お姉様、私緊張してしまいます…」
この馬車には私たち3人しか載ってない。
母様と父様は2人で別の馬車だって
「あら、緊張しすぎてダンスの相手の足を踏まないように気をつけることね。ふんっ」
わぁ、嫌味満載だ…
わぁぁぁああ!しゅんってエラがなってる!
「大丈夫よ。踏んでしまったら、『初めてなので緊張していて…』って恥じらえば許してくれるわ!」
私がそうだった!
初めては実父だったけど『ごめんなさい』ってしたらあとで、
めっちゃダンスパーティでその顔するなって言われた
「あ、ありがとうございます。」
「リーナ様、キャンベル様、エラ様、もうすぐ着きます」
「ええ、ありがとう。」
いやぁ、これからメインストーリーが始まると思うとさすがに戦々恐々してしまうわ…