「おはようございます。父様母様。それにキャンベルも」
「おはよう。ございます。お父様お継母様、お義姉さま。」
「おはよう。2人とも。」
あらやだ。
父様ったら母様にベタ惚れなのね!
よくあのオニババ好きになれたわね。
「リーナ、ベル、エラ、来週エラの社交界デビューで王家でパーティがあるんだが、ドレス以外に何か欲しいものはあるか?」
おお!ついにエラの社交界デビュー!
「お父様!ベルは宝石が欲しいです!」
まぢか…
よくそんなものねだれるな…
「私は、あのリボンに合うドレスをいただければそれで」
あー、ゲームであったエメラルドグリーンのリボンか…
あれつけてるエラめっちゃ可愛いんだろうなぁ
早く見たい!
「リーナは何がいい?」
「私は…」
…何もない
あっ!
一つだけあった!
「青い月のアクセサリーが欲しいです。」
そう!
この世界では月が青いんだ!
で、何か欲しいなって思ったけどあまりお金に余裕が無かったから(主に母と妹のせい)
頼めなかったんだよね…
「よし!わかった!」
「父様、もう一つよろしいでしょうか?」
もう一つだけ、頼みたいことがあった
「いいぞ?」
ここでいうとさらにいじわるに発展しかねない…
「あとでお部屋にお伺いします。」
私はエラとお揃いのアクセサリーが欲しいんです!