昔々綺麗な女の子が住んでいました。

その子は、お義姉様が2人いました。

いつも家ではいじわるされました。

でもそんなある日

お城で舞踏会が開かれるらしいと話がありました。

その子はこっそり行くことにしました。

お城に着くと、門番が2人いました。

『ここは王城だ。身分が保証されてないものは入れない』

その子は

『1時間だけ。お願いします!』

と、門番に頼みました。

そうすると門番が『…2時間だ。それを過ぎたら侵入者として手配するからな。』

そう言い女の子を通してくれました。

その子は思い切り楽しみました

王子様とダンスもしました

でも、もうすぐ門番との約束の時間

『王子様、私もう帰らなければなりません。今宵は楽しかったです。では。』

逃げるように会場を後にしました。

その子は時間に間に合うように走りました

その時!

髪を止めてたエメラルドグリーンのリボンが取れてしまいました。

時間通り、門についた女の子は門番にお礼を言い家に帰りました。

数日後、王子様が家に現れました。

『このリボンの持ち主のおなごはいるか!』

そのリボンは先日女の子が落としたものでした!

『それは私のものですわ。』

いじわるな姉が私のものだと言い張った。

『違います!それは私の母が特注で作ったリボンで、私の形見です!』

そのリボンだけは女の子が義姉に取られたくないものだった。

そしてその子は王子様と結婚し、生涯幸せに暮らしましたとさ。