【宮原春樹】

朝から菜々せいで全力疾走したおかげで新入生代表の紙を忘れて初っ端から先生に目つけられるし最悪だ。でも、ほぼ覚えてたからどうにかやり切ったけどとりあえず疲れた。
ホントだったらもう少し上の学校にも行けたけど俺はこの学校にした。だって菜々がいるからだ。でもあいつは「幼なじみとの恋とかありきたりすぎ!幼なじみに恋、、。春樹と恋人、、。絶対ないなw」
と笑いながら言ってたのをおれは忘れられない。だから言えない。俺があいつの事を好きだってことを。

「はぁ。どうすればいいんだよ」
「…宮村くん大丈夫?」
「え、あぁ。大丈夫ごめん。」
「あ、おれ村田智!よろしくな!」
「よろしく!俺は」

と自己紹介しようとすると言葉を遮られた

「宮村春樹だよね?さっき代表で挨拶してたから分かるよ!」
「ああ。そっか」

こいつとは仲よなれそうだ。良かった。智と話をしているといつの間にか新任教師の紹介になっていた。でも、どうせ3年間しか関わらないからどうでもいいと思い俺はそのまま智と話していた。この後その新任教師と俺がすごく関係してくるとも知らずに。