そう言って笑うおばあちゃんはどことなくお母さんと似ていた。




私は今まで疲れたのと、ちょっと緊張していたことに解放されて落ち着いたのか、おばあちゃんに抱きついた。




「あらあら、疲れたの?でも、よく来たねー!お昼ご飯、用意してあるからね。」




「ありがとうございます!!」





おばあちゃんの髪の毛は明るい茶色で、青のストライプシャツに白のパンツを合わせていて、その姿が凄くかっこよかった。




おばあちゃんの笑顔はなんだかあったかくて、私もつられて笑った。




「敬語なんて使わなくていいからね。喋りやすいように喋りなさい。」




「はい、じゃあそうさせてもらいます。おばあちゃん!」




私がそう言うと、おばあちゃんは嬉しそうに笑った。




歩きながらおばあちゃんはここのことを教えてくれた。




「この街はみんな仲がいいから直ぐに仲良くなるわよ。私は役場で働いているから、忙しい時もあるんだけど、何か困ったことがあったら、近所の人が助けてくれるから、心配しないで。それから、同い年の子がいるから、川にでも遊びに行ったら?」




「川?川で遊んでいるの?高校生も?」