君の言葉は私を刺す

ザパッッ




水面から顔を出すと、目の前には波人の顔が。




「冬羽大丈夫かっ!?全然上がってこないからびっくりしたよ!!」



早輝は心配そうに私にタオルをくれた。



「あっ、大丈夫っ!!ありがとう、波人、君。助けてくれて。」




本当は溺れてないけど、助けてもらったし、お礼を言った。




「ふっ、あははっ!!おかしすぎるよ、本当にっ!!溺れてるかと思ったのに、普通に水の中見て喜んでるし。あー、助け損したわ。お前、面白いな。」




そう言ってニカッと意地悪そうに笑った笑顔を私は絶対忘れない。




また心臓がドクドク音を立てる。




顔が、全身が熱い。




波人はタオルを頭に掛けながら、私に言う。




「名前、呼び捨てでいいけど。」




「あっ、うん!私のことも呼び捨てでいいよ!」




私がそう言うとニコッと笑って、橋の上に上って行った。



「凄いね。冬羽。波人が女の子にあそこまで話してるの見るの初めてだよ。」




來斗がサイダーを飲みながら私に言う。




飲む?って私にもサイダーをくれた。




「ありがとう。珍しい、の?波人が女の子と話すの。」




私と來斗が話していると、早輝が近くに来た。




「うん。珍しいよ。、、、あいつも変われるといいんだけど。」




「ん?早輝どういうこと?」




「なんでもない!!でも、冬羽凄いな!!女子でも飛び降りられるんだなー。楽しかった?」




「うん!楽しかった!!ねぇ、もう1回やっていい?」