君の言葉は私を刺す

「えっ!?冬羽大丈夫!?」




下から來斗の心配する声が聞こえる。




「大丈夫、大丈夫!」




橋の上に立つと、下から見るよりも結構高くてびっくりした。





「冬羽、大丈夫?勢いで言ったけど、怖かったら辞めていいぞ。」




「ううん。怖いけど、ちょっとやってみたい。新世界?」





私がそう言うと、早輝が笑った。




何かあっても俺達が下にいるから大丈夫だって言ってくれた。




本当に大丈夫か、わからないけど、ここまで来たらやるしかない!!




「いくよーーーー!」




そう叫ぶと思いっきり地面を蹴った。




ブワッと風が吹いて、私は垂直のまま、水の中に。





ドボーーーーーーーーーーーーンッッッ





水の中に入ったらコポコポッと水の音しか聞こえない。




水面が遠くなって、私が奥まで沈んでいく。





綺麗だった。




水が透き通っていて、泡が、水が、光でキラキラして見える。




水面を見ていると、ドボンッと泡がいっぱいになって、誰かが私に向かって泳いできた。




そして、泡の中から長い綺麗な手が私に伸びてきて、腕を掴まれる。




そして、その人に抱きしめられながら水面まで上っていく。




誰だか、引き寄せられた時に分かったんだ。




胸の鼓動が早くなる。