君の言葉は私を刺す

伸ばした手を振り払われて、私はその場に呆然と立っている。




最後に私に見せた顔は、嫌そうな、邪魔そうな、そんな感じの目だった。




せっかく話してくれたのに。




私は台無しにした。




私に背を向けると人混みの中に消えていってしまった。




「ごめん、なさい、、、、、、」




行かないで欲しいなんて、そんなのわがまま。




私が傷つけたのに。




今の私は、波人にしたら嫌な女の典型的な姿だった。




私は静かに涙を流した。




そっと頬を涙が流れるのが分かる。




人目も考えずに、その場から動けないでいる。




すると、後ろから私を呼ぶ声が微かに聞こえた。




振り向くと、




「え?、、、、、、、、、早輝?」




若干息を切らした早輝が走ってくる。




私は慌てて涙を拭いた。




「なんで、いるの?」




「いたらダメだった?」




「いや、違う!でも、星那は?」




「それは、また後で言うよ。先に冬羽に言いたいことあって。ちょっといい?」




「うん。」




「じゃ、行こ!!」