君の言葉は私を刺す

【冬羽 side】


「どこ行ってたのー?」




「トイレ。ちょっと並んでて。それより、始まる?」




「うん。最初は來斗かな?」




トイレから帰ってきた星那とパンフレットを見合う。





アナウンスでも來斗の名前が呼ばれた。




やっぱり、いつもと違く見える。




足を叩いたり、肩を回したりしてる。





そして、もう一度アナウンスが流れると、台の上に立った。




そして、





ピッー!という音と共に水の中に飛び込んだ。





そのフォームがすごく綺麗だった。




予選は上位2人だけ決勝リーグにいけるらしい。




綺麗なフォームを保ったまま、




「「いけっ!!」」





來斗は2位でゴールした。




私は星那と抱き合って喜んだ。




良かったーーー。




來斗が早輝と波人に笑いかけている。




今までで1番やんわりした笑顔。




そして直ぐに早輝の番になる。




平泳ぎって、選手の人が泳ぐとこんなに速いんだ。





名前を呼ばれて手を上げた早輝、、、、、、こっち見てる?




なんとなく私のことをじっと見ているような、、、




気のせいか。