君の言葉は私を刺す

この人、俺の欲しい言葉を次々にくれる。




初めてだった。




ここまで真剣に考えてくれる人。




ズバズバ言ってくる人。




「、、、ありがとう。」




「ふふっ、どういたしまして。大会頑張ってね!」




そう言うと星那は階段を上って、観覧席に行ってしまった。




俺も立ち上がって、プールサイドに戻る。




俺があいつに、なんとなく声をかけてしまうのは、泣いてる顔が嫌で見たくなくて、嫌な言葉言うのは、気になってるってことなのか。




ということは、俺は、





あいつの事が




好きなのか?










階段を上りながら、星那は一人呟く。





「波人君って、私より恋愛下手だな。きっと、恋愛だけは鈍感な人だ。」




絶対なにか勘違いする人だ。





おかしくて一人笑ってしまう。




大変だな、みんな。