俺の言葉に悲痛そうに顔を歪める下っ端たち。
その表情にもしかして…と浮かんだ仮説を確かめるため俺はもう一度口を開く。
「元姫…蛍は昨日いじめられてた。一応助けたが余計なことしたか?」
桜龍にとっては裏切り者なんだろと最後に付け加えれば、悠馬たちは首をブンブン横に振る。
「蛍を助けてくれてありがとう!」
「でも助けたって透は噂信じてないのか?」
「別に俺は蛍が愛澤をいじめてる所見たわけでもないしな。あと昨日蛍と関わった感じアイツはいじめとかしそうにないしな。」
そう言うとみんなの顔がパァっと輝いた。
「だよな!やっぱり透もそう思うだろ!?蛍めっちゃいいヤツなんだよ!!」
「浩太うるさい。でも確かに蛍はいいヤツなんだよ。」
「俺ら下っ端にも優しかったし。」
「そうそう!挨拶の時もわざわざ俺たち下っ端に視線合わせてくれたり、敬語使わないでって言ってくれたり…」


