未来予知bot

「…んだよ」

「え?」

「だーかーらー、13点だってば」

「うわうわうわうわうわ、マジ?やばっ、追試確定じゃん」

「追試どころか、補習確定だよ…はあ…ヤマが外れてなきゃなあ……」

「もう、ちゃんと勉強したらいいのに…」

そのとき、クラス中が突然騒がしくなった。

「マジで!?」
「すっごーい、あんなに難しかったのに」
「てか、ここ文系クラスなのに数学で100点ってやばくない!?」

ある一人の女子の席にたくさんの人が集まっている。

田鍋澪(たなべみお)。

成績優秀な生徒で、テストではいつも学年1位。

全国模試も毎回10位以内に入っているという噂も聞く。

「1位だって、すごいね」

私がそう言うと、

「ひかりとは大違いだね」

と葉月が言ったので、ムッときた私は葉月の答案を奪った。

いつも私のことをバカにしてくる葉月だけど、授業中はいつも落書きばっかりしていて話を聞いていない。

だから、きっと悪い点数に違いない。

そして、「葉月とも大違いだね」と言って笑ってやろう。

そう思ってたのに…。