「テマリ、さっきから変じゃない?何描いてんの?」

俺がテマリのキャンバスを覗こうとすると、

「ダメッッッ!!!」

シャッ

…?!

「ゔっ………な、…?!」

気がつくと、俺の腕から大量の血が滴っていた。
テマリがこっちを見て笑っている。
その手には血の付いた包丁が握られていた。

「っ…テマリ…どういうつもりだよ……なんでこんな事っ」

「ぷっ…あはっ…あはははははっ!!」

いきなり奇妙な声で笑い出したテマリ。

「……てま…り…?」