「……」


「……」


沈黙が続く


それに耐えきれなくて


「ゆ、悠哉くんっ…」


沈黙を破ったのは私。


「…莉果…俺莉果に話がある」


わかってるよ。



「…俺、進学」
















_________「……え?」










目の前が真っ白になっていく。










「今、なんて…」


泣きたくもないのに、目からはたくさんの涙が溢れてくる。



だって、考えもしなかったの。












_______『俺、来月から留学するんだ』