「まあ、その前から知ってたけどね……」 ぼそっと呟いた言葉 「え?なに?」 「なんでもないよっ☆」 その言葉はとても重要な言葉だったのに。 「まあ、莉果ちゃんかわいいってことは、自覚した方がいいんじゃない?」 「いや、顔もスタイルも頭も全部普通ですが?」 欠点もいいとこも無い、平凡な女子。 せめてひとつくらい、自慢出来る何か欲しかった。