「莉果っ。ごめんね?泣かせてごめん」 「…っううう」 「でも、必ず戻ってくるから。…っ莉果」 私の肩を優しく掴んで、私と向き合った。 悠哉くんの目は、とてもとても強くて。 けれど、今まで見たことないくらい弱々しかった。 「莉果、俺の事を待っててくれますか?」 そんなの、答えなんて決まってるよ 「…っもちろんっ……」 何年でも何十年でも待つよ。