「圭太さん、お久しぶりです」
大輔おじさんが前に出た。親しげに話すふたりの声が聞こえる。
「妻と話して、やっぱり麻と過ごしたいねって話になって」
「いつでも歓迎ですよ。な、三門」
三門さんに話を振りながら和やかに会話を楽しむ三人。ゆっくりと視線をあげると、お母さんが履いているスカートが目に入った。それ以上は顔を上げられなくて、次第に目頭が熱くなった。
「真由美も。おかえり」
大輔おじさんがお母さんに向き直って、とても優しい声でそう言った。しばらく間が開いて。お母さんは「……ただいま」と小さな声で答えた。

