三門さんのその一言に目を見開いてカレンダーを見上げた。 そうか、もう大晦日なんだ。ここへきてまだ数日しか経っていないのに、いろんなことがあったせいか一月くらいは過ごしたような感覚だった。 「お昼頃には茅の輪くぐりが始まって、夜には除夜祭もあるからから、ケヤキもおいで。そこで一年の穢れを祓えば、きっと良い年が迎えらえるよ」 柔らかく微笑んだ三門さんにつられたのか、眉間に皺を寄せていてケヤキの表情も幾分か柔らかくなる。 そしてしっかりと目を見て頷いてから「必ず行きますね」と笑った。