すっかり話し込み始めたふたりに、すっかりついて行けなくなってしまった。 胸の奥にモヤモヤしたものが広がっていき、なんだか胸が変な感じだった。 「あ、あの。三門さん。私、外へ出てもいいですか」 目をきょとんとさせた三門さんが、慌てて「ごめん」と口を開く。 何だかその間合いがとても気まずく感じた。 「篠を紹介したかっただけだから、もう大丈夫だよ」 「はい……あの、それじゃあ」 小さく頭を下げて社務所を出ていく。 ふたりの視線を背中越しに感じて、振り返ることができなかった。