────話したい、目が合いたい、助けてあげたい。
それは葵が私に言っていた言葉。切なげで、苦しそうに、でも諦めきれないような必死さを含んだ声で、たしかにそう言っていた。
「妖の言葉は、普通の人に比べてとても影響力が強いんだ。だから、その思いが強ければ強いほど、言霊の力を持つ僕たちはしばしばそれに引き込まれてしまうことがある。麻ちゃんが見た夢も、葵の言葉に影響を受けたんだと思うな」
じゃあ葵は、今この時でさえあんなにも切ない思いをしているのだろうか。
胸が引き裂かれるような痛みを感じながら、マサシさんの側に寄り添っているのだろうか。
なんて、なんて悲しいことなんだろうか。

