「また顔を見せておくれよ」
真っ黒な歯をにいっと見せて笑った青女房に小さく頷けば、乱雑に頭を撫でられた。
それからいろいろな出店を回って妖たちと交流して、たくさんの私の昔話を聞いた。
本当に楽し気に話す妖たちを見ていると、これまでに抱いてきた印象とは全く違った彼らの本当の姿が少しだけ分かっ気がした。
出店を一通り回り終えた私と三門さんは、参道から離れて鳥居へと続く石階段に並んで座った。
「どうだった? 楽しかった?」
大きく頷いて、たくさんの妖から貰ったお菓子や不思議な玩具を胸の前で抱きしめる。
とてもおかしくて不思議で、胸が今でもまだドキドキしている。
「良かった、今日はもう眠れそう?」

