手招きされ、これまた困惑気味に三門さんを見上げる。
行っておいで、と背中を押され、恐る恐る歩み寄る。
青女房は、屋台のテーブルに置かれていたお菓子を袋に詰め始める。
「ほら、麻は金平糖が好きだったろう? それとどんぐりあめ、あとは砂糖菓子。ああ、今流行っている梅塩味の細切り揚げキュウリもいれとこうかね」
どんどん紙袋に詰め込んでいった青女房は、五つの紙袋を私に渡して満足げに微笑む。
「朝餉に障るとまた怒られてしまうから、三門さまとお食べ」
昔はよく怒られていたもんだ、と懐かしそうに目を細めた青女房。貰ったお菓子を胸の前で抱きかかえ感謝の気持ちを込めて頭を下げる。

