あやかし神社へようお参りです。



 「おい、へなちょこマサシ! お前のへなちょこが治るように、俺らが鍛えてやるよ!」


 河原でランドセルを背負った三人の少年たちが、眼鏡をかけた小柄な少年を取り囲む。
 意地悪い笑みを浮かべると少年の眼鏡を取り上げた。


 「あっ……、か、返してよっ」


 弱々しい声で非難の声をあげるも、ケラケラと笑う声にかき消される。突き倒された少年は、小石を頭に投げつけられてその場に小さく蹲る。


 「寒中水泳でもすれば、根性つくんじゃねえの!」


 一人の少年が川の方を見てにやりと笑い、眼鏡を持つ手を振り上げる。


 その時。


 ひゅん、と何かが風を切る音が聞こえたかと思うと、少年たちから悲鳴が上がる。