朝から少し体調が悪かった。昨日遅くまで、インターネットで里親募集のサイトを見ていたせいかもしれない。収穫は何も無かったけれど。

2時間目まではなんとか耐えたけれど、3時間目の体育は厳しそうだ。やる内容も、確か体育館でバレーボールだったし。こんなフラフラの状態じゃ無理だ。

なので、2時間が終わってから私は保健室に行った。


「とりあえず、3時間目は寝させてください。寝て治らなかったら、帰ります」


保険医にそう告げ、私はベッドに滑り込む。すると私は直ぐに深い眠りに入った。

そして肩を軽く叩かれ、目を覚ました。保健医が、寝そべる私の顔を覗き込む。


「具合、どう?」


寝ぼけ眼を擦りながら、身を起こす。先程まで重かった頭が、すっきり軽くなっていた。どうやら、ただの睡眠不足だったらしい。


「あ、大丈夫っぽいです」

「そう? よかったわ。もうすぐ4時間目が始まるけど、戻れそうかしら」


あ、もうそんなに経っていたんだ。私、丸1時間も寝ていたのか。

でもこの調子なら、4時間目からは、通常通り授業を受けられそうだ。


「戻れます。ありがとうございました」


保健医にそう言うと、教室へとのんびり戻る。次はなんだったけ。あ、英語か。ヤバい、単語のテストあったような。勉強してなかったなあ……。