「うん。、、、、私は話し終わったところでなんにも聞いていないようにしてチョコ渡したの。普通にありがとうなんて言われるから、さっきの言葉もそんなに気にしないことにした。」
信じたくなかったのかもしれない。
私にとって初めての彼氏だったし、なにか余計なこと言って別れるのが怖かった。
「でもやっぱり、気にしないなんて無理だった。、、、、ホワイトデーの時、私がしたように今度は私が教室で待っててって言われた。楽しみだった。彼が来るまで、教室で源氏物語を漫画にした本を読んでた。」
その時は難しい本よりも漫画で読むのが好きだった。
「そして、彼が来て、私の席の前に座って、お返しってラッピングされた袋をくれたの。嬉しかった。開けていい?って聞いて、リボンを解いていると、彼がまたこんなの読んでんの?って本を手に取った。そして、、、、こんなの似合わないから読むのやめろよ。そう言って本をバスケットボールみたいに指で回して。落ちた本は、拾わずに、プレゼント気に入った?って笑いかけた。」
なんなの?
それが一番最初に思ったこと。
そこまで否定するの?
私の大切にしているものを、そんなふうに扱うの?
「私は本を拾って、なんでこんなことするのって言った。そしたら、なんだよって急に機嫌悪くなって。人の好きな事否定しないでって言ったら、、、、急にキレられた。」
「はぁっ!?!?なんで、そいつがキレるの!?怒りたいのは那美佳じゃん!!」
今まで黙って聞いていた栞里が立ち上がって叫ぶ。
私も話しながら怒りがふつふつと沸いてきた。
信じたくなかったのかもしれない。
私にとって初めての彼氏だったし、なにか余計なこと言って別れるのが怖かった。
「でもやっぱり、気にしないなんて無理だった。、、、、ホワイトデーの時、私がしたように今度は私が教室で待っててって言われた。楽しみだった。彼が来るまで、教室で源氏物語を漫画にした本を読んでた。」
その時は難しい本よりも漫画で読むのが好きだった。
「そして、彼が来て、私の席の前に座って、お返しってラッピングされた袋をくれたの。嬉しかった。開けていい?って聞いて、リボンを解いていると、彼がまたこんなの読んでんの?って本を手に取った。そして、、、、こんなの似合わないから読むのやめろよ。そう言って本をバスケットボールみたいに指で回して。落ちた本は、拾わずに、プレゼント気に入った?って笑いかけた。」
なんなの?
それが一番最初に思ったこと。
そこまで否定するの?
私の大切にしているものを、そんなふうに扱うの?
「私は本を拾って、なんでこんなことするのって言った。そしたら、なんだよって急に機嫌悪くなって。人の好きな事否定しないでって言ったら、、、、急にキレられた。」
「はぁっ!?!?なんで、そいつがキレるの!?怒りたいのは那美佳じゃん!!」
今まで黙って聞いていた栞里が立ち上がって叫ぶ。
私も話しながら怒りがふつふつと沸いてきた。



