そしてついに、文化祭当日!!
盛り上がりも最高潮。
実行委員長も盛り上がって、開会式から熱気が凄い。
「栞里ー!私達もう行かなきゃ。」
「うん。そうだね。」
開会式を終えて、私と栞里は昇降口前で受付をする。
「盛り上がってきたねー。」
「そうだねーー。」
栞里がいつもより楽しそうに見える。
「体育祭より、こういう盛り上がりの方が私は好きだな。」
「えーーー。私は体育祭の方がいい。」
「あなたはそりゃそうね。」
栞里と話していると、次々に来客が増えてくる。
午後からは休みになるんだけど、この調子だと出来ないかもしれない、、、
「おーーーーー、お疲れ様だね。交代するよ。」
「もーーー!会長遅いですよ!!疲れました本当に。」
コーラを飲みながら会長が来て、交代する。
「あっ、那美佳。後で行くから先に遊んできて。」
「え?なんで?」
「ちょっと会長に聞きたいことあるの。」
「ふーーーん。じゃあ、後で連絡して。」
分かったと返事する栞里に手を振って私はクラスに顔を出すことしにした。
覗いてみると、だいぶ繁盛しているらしく忙しそうだった。
廊下から覗いている私に気づいた陸が私の元に近づいてきた。
「那美佳!忙しいから手伝えよ!!」
「えーーーー。私も今終わって来たんだけど。」
「これ全然客減らないんだぞ!?」
「それはいいことじゃん。」
「ちょっとだけでいいから!な?」
えーーー、さっき仕事終わったばっかりなのに。
もう私もおなかすいたんだけど、、、仕方ないか。
「仕方ないからいい、「ほら、約束したんだから行くぞ。」



