俺がそう言うと由果はいたずらっぽい笑顔で、




「さぁね?秘密だよー。そこから先は私達だけの秘密だから。」




教えないって意地悪な顔をした。




「なんだよそれ。」



「てか、私も気になってたことあったんだけど。」





「うん。なに?」




「那美香ちゃんに告白されたんでしょ?その、断ったのは私のせいだから謝るけどさ、なんて断ったの?」




俺は由果にあの時起きたことを大まかに話した。




そしたら栞里ちゃんと同じ顔で怒られる。




「ちょっ、それはダメでしょ!?ていうか、私はあの時付き合うなって言っただけで、告白するなとは言ってないじゃん!!」




「ちょっ、なんでそこで開き直ってんだよ!!」




「解釈できない遙人が悪い!!」




なんか、おかしい言い合いになって、お店の中じゃ迷惑がかかるから店の前に出た。




「私もちゃんともう1回謝るよ。那美香ちゃんに。遙人は、ちゃんと気持ち伝えた方がいいと思う。、、、好きなんでしょ?」





「うん。、、、、、、でももう遅いかも。」




「そんなの言わないとわかんない!!遅かったら、追いかければいいじゃん。那美香ちゃんがせっかく追いかけてきてくれたんだから、今度は遙人が追いかける番じゃない?」




私みたいな追いかけ方しちゃダメだよって笑って言うけど、確かにその通りだ。