セナカアワセ

「私だって、遙人のせいなんかにしたくなかった!!でも仕方なかったの!!だって、だって、、、、」




怒っているのに、どこか泣きそうな顔をする由果ちゃん。



その姿を見て私はやっとわかったんだ。




由果ちゃんの本当の気持ち。




「、、、由果ちゃんは遙人のことが大好きなんだね。」




「はぁっ!?そんなわけっ、」




「だから、遙人のせいにしたんでしょ?遙人のせいにして、そしたら、私の元にいてくれる。そう思ったからでしょ?違うの?事故になってしまったのもそういう気持ちがあったから。」




好きで好きで、いなくなって欲しくなかった。




自分を傷つけてしまえば、遙人は自分の元にいてくれる。



そう考えたから、今こんなことになってしまったんだ。



振り向いて欲しいっていう思いが、仇になった。




「っ!!うるさい!!あんたなんかが私のことそんな風に言うな!!」




怒り狂う由果ちゃん。




置いてあったカフェラテのマグを私に向けた。




「っ、あっつ!」




中にまだ入っていたカフェラテが私の手にかかる。



それでもここで怯んじゃいけないと、私は由果ちゃんを睨み返した。




初めて見た私の顔に一瞬肩を揺らした。



「好きなんだったら、真正面からぶつかればいいでしょ!?何逃げてんの!?振り向いて欲しいのになんで傷つけるようなことするわけ!?意味わかんない!!」