セナカアワセ

「それは由果ちゃんが悪いでしょ!?」




私の口から出た言葉は思っていた言葉と全然違った。



自分でもなんで遙人の味方しているのか分からない。



でも、今は目の前で笑いながら話している由果ちゃんが許せなかった。




「事故はそれは、少しは遙人が悪いのかもしれない。でも、好きなこと奪うまで傷つけるのは間違ってる。だって、彼氏だったんでしょ!?好きだったんでしょ!?、、、、、、どうしてみんな、好きな人を傷つけられるの?好きなのに、どうして自分で傷つけるのっ!?」




由果ちゃんに言っても仕方ないのかもしれないけど、止まらなかった。




1度言ってしまったら止まらなかった。




そうだ。




忘れようとしていた。




私の中にあった激しい怒りも、




苦しくて苦しくて、逃げたくなるような思いも、




全部忘れようとしていた。




でも由果ちゃんの言葉に忘れようとしていた感情が溢れ出した。




でも目の前にいた由果ちゃんは表情を変えない。




「何がわかるの?私の。私の事わからないのに、自分の言いたいことばかり私にぶつけないでよ。」




そう言って思いっきり睨まれる。