私がそう言うとお兄ちゃんはそうだなって遠い方を見た。




「出来ることは、、、何があってもそばにいてやることだ。それでいいんだよ。特別なことしなくても。お前はもうそうしてるじゃん。だから、それでいい。あの子が話したくなったら、お前が話を聞いて受けとめてやればいい。」



俺の妹なら出来る!とニカッと笑った。



1人でなんとなく心細かったのか、普段言われない言葉を言われたからか、嬉しかったからか、お兄ちゃんの言葉に自然と涙が溢れる。




お兄ちゃんに抱きしめられると、そのまま眠ってしまった。




あったかくて、優しくて、




明日那美香が目を覚ましたら、




私が優しく抱きしめてあげよう。