君に何度でも会いに行くよーーーー。



会いに行くよーーーー。

ずっと、待ってて世良、、


一人の個室に戻った私は、布団を被り泣いた。








「世良、遅い!また寝坊だよ。
毎日毎日、起こさなきゃ起きないんだから!」


「はいはい、仕方ないじゃん。
眠いんだからっ。

だけど、甘えてんのかもな」


布団に入ったまま起きない世良を、一瞥し。

「何が?」
口を尖らし聞いた。


「もう一回寝たら、深鈴が起こしに来るんだろう?
深鈴が、会いに来てくれるの俺すげー好きなんだ。

やめられんねーな!!」

相変わらずの、世良に私は何度も怒ってた。

「何度でも会いに行くよ!!
そして、叩き起こすから!」

私には、これが当たり前だった。

当たり前過ぎてて、もうこの当たり前には戻れない。

君はもうーーーー居ないから。