終わった。夏。
人気アニメの俺らのOP曲(そのアニソン一番人気)より上手い曲を作らないとなと、メンバーで話し合った。俺らならできると鼓舞しあった。俺ミシマ(有能でない普通の女は嫌い)はモデルにした、喜怒哀楽の激しすぎる精神疾患の民間人を見に出かけた。田舎の病院の最寄駅で、何も知らないモデルは凄くシャイらしく新品のUNIQLOカジュアルできめた俺ミシマの痩せた長い足を見て、真っ赤になっていた。『お前のモコナさんと結婚しても良いのか?』とテレパシー。こくっと頷き「ぜひ」とつぶやく様に、きしょっと付け加えておいた。許可をもらった俺ミシマは本当にモコナさんと結婚しようと想った。
テレパシーはジュネ通のモコナさんに聞こえていたらしく、俺ミシマは洛中の人達が使う逆の意味にとられるドきつい言葉に、モコナさんは大和撫子なんだなと裏腹な気持ちを可愛らしく想った。すると何だろう何日かすると、俺ミシマのシンボルに異変が生じた。ビリビリする。耐えられる痛みではあるが、場所が場所だ。万が一「不能」になっては困る。暑い。夏は暑い。誰に相談するも医者行きを考えてた俺ミシマは熱い視線を感じた。モコナさんが俺ミシマを見てる。「アタシとヤりたくないのよね?」と言われ察した。「青龍さん」アタシのと言われ胸にしがみつかれた。そして俺ミシマはモコナさんと一つになった。
溶けてしまうのかと想わんばかりに熱い体温が二人を行き交う。吹き出る汗の匂い。今、俺ミシマはひとりぼっちじゃない。そう想うと暑い気温と熱い体温を耐えることが出来た。
その後交わした二人の言葉は以下で終わる。
「こんな(しょーもない)事の為に女は「下手したら自殺に追い込む苛めをしないと耐えられない」とか言うのか?」「ごめんなさい」「マジで」「ごめんなさーい」
謝るモコナを愛しく想えた俺ミシマだった。

追伸・新曲はラヴソングになりそうだ。二人の。