その女の子はあろうことかぶつかった拍子に割れたらしい鏡の破片に手を伸ばした。 俺はとっさに女の子の腕を掴んで抱き起すように抱えて、そこから遠ざけた。 危っぶねぇ! もう少しで破片に触っちまうところだったぞ。 「離してっ! 先輩! 先輩集めなきゃ! バラバラになっちゃったの! 離して!」 「だから危ねえだろって! 暴れんな! うわっ」 くっそ、暴れ過ぎ! なんでそんな鏡に一生懸命になってんだよ!