全体的に白っぽく、ボンヤリした場所の真ん中で、男と女が手を繋いでいた。




男が言った。
「ずっとこうしていようね。」





女が答えた。
「うん。」






「僕が困った時も助けてね。」






「もちろんだよ、大丈夫。ずっと側に居るから。」






男と女は笑った。




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