事故の翌日、ともの病室の前にはお巡りさんが来たんだよ。 ともが大好きな、制服を着て働く人たち。 事故の様子とか、加害者のトラックの運転手の人の話を伝えに来てくれたんだ。 おじさんもおばさんも、「今はそんな話聞きたくない」って。 無理もないと思う。 俺だって、あとからそれを聞いて怒りが湧いた。 ふざけんな、今する話じゃないだろ。 加害者なんてどうでもいい。俺の大切な人の命の光が、今にも消えかかっているというのに。