六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



 ? 礼?


「あたし、青山に何かしたか?」


「俺の気ぃ紛らわしにずっと付き合ってくれたでしょ。さゆのことあってから、ま、正直落ち込んでたよ。俺が相手になることはないってわかってたけど……好きだったのは本当だし」


「………」


初めてだ。青山があたしに、「咲雪を好きだ」って認めたの。


「晃がいい奴なのも、さゆのこと絶対大事にしてくれるのもわかってる。でも……簡単に整理はつかなかったって言うか」


と、微苦笑を浮かべる青山。


つと、手が伸びた。


「わっ? 相馬さん?」


「あたしさ、目には目を精神、今でも貫いてんだわ」


一度髪をわしゃると、青山は困った顔をしていた。


「あたしのこと、苗字で呼ぶヤツは苗字で呼ぶし、下の名前で呼んでくるヤツはあたしも名前で呼ぶの」