六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



「次の土日、バイト入ってない日ある?」


「んー、土曜はまるまる空いてると思う」


「じゃ、次は土曜ね。少し歩くから履き慣れたので来てね」


「おう」


それだけ言って、青山は自分の席へ戻って行った。


「すごい……さらっと旭とデートの約束してる……」


あたしの手の下で、咲雪がヘンなことを言った。……あ?


「咲雪、デートって付き合ってる奴らがするもんだろ? あたしと青山は友達だ」


咲雪が頭を持ち上げて、あたしの手を払って来た。


「いやいや、男子と女子が二人きりで出かけたらそれだけでデートでしょ」


「……そうなんか?」


「あたしも凛ちゃんと琴ちゃんとデートしたい!」


「修羅場じゃねえか」
 

三角関係発生なのか? 琴まで巻き込んでやるなよ。


「どこ行くか訊かなくていいの?」