六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】




そして今日も元気に補講の日だ。


「凛ちゃん、旭と仲いーよね?」


お? 咲雪からんなこと言われるなんて珍しいな。


机について教師が来るのを待っていると、咲雪がじとっとした瞳で見て来たから後ろを向く。


今、咲雪はあたしの後ろの席だ。


「なんだ? 妬いてんのか? 妬くぞ、雪村が」


「……凛ちゃん、知ってるでしょ?」


誰何(すいか)。


まあ、知ってるが。


「雪村が咲雪にべた惚れしてることは周知だろう」


「はぐらかさないの。……旭から聞いた? 晃くんからじゃ――ないよね?」


ああ、雪村も知ってるのか。……んー、でもなんかあたしから言っていいのかねえ。


「旭、凛ちゃんには話すだろうなーってわかってたから。別に怒ってたりはしないよ?」


……ん? なんか今イラッとしたぞ? なんで咲雪にそんな気持ちになるんだ?


「……知ってる。どういう経緯かは知らんけど、咲雪と青山の仲」