六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



「凛と藍って精神年齢同じよねってこと」


「それってあたしが年増ってこと? 兄ちゃんがガキってこと?」


「うーん、二人とも言動が中学生レベルなのよねえ」


「両方ガキかい」


つーか兄ちゃんに至っては今年大学一年なはずなんだが。


……兄ちゃんとのやり取りが低レベルな自覚くらいはあるさ。


「そこでちゃんと淹れなおすから藍も凛のこといじめないのよ」


「いじめられてるだろ、どう見ても」


一度キッチンに戻って、兄ちゃんの御所望のものを用意してやる。


今だってパシリじゃねえか。なんであたしが兄ちゃんのために茶ぁ淹れてんだか。


……青山の手前、本当に水を持って行くのは躊躇われるからな……。


「そう言っても凛だって、藍のこと嫌いじゃないでしょ?」


「兄ちゃんの俺様は治らないもんだって諦めてるからだよ」


諦めは悟りに繋がっている気がするぜ。最近。


まあ悟りって言ったら、青山のがずっと悟っているんだろうけど。