「青山くん? あれだったらうちでメシ食ってけば?」
「あ、そうね! 凛のこと送ってくれたお礼しなくちゃ!」
……娘のあたしが言うのも難だけど、母さんは可愛い系だ。
なんであたしみたいな娘になったかって言うくらい可愛らしいけど、あたしと同じで押しが強い。そして兄ちゃんは俺様だ。
青山が是非を言う前に連れ込まれてしまった。
「悪ぃな、青山……」
「さっきも聞いたよ。大丈夫、うちには連絡しといたから」
と、苦笑しながらスマホを仕舞う青山。
何故かあたしと青山は、リビングのソファに並んで座らされている。
客人の手前手伝った方がいいと思ったんだけど、母さんに「青山くんの方にいなさい」って強く言われた。
……やっぱお母様、なんか勘違いしてねえ?
「相馬さんってお兄さんいたんですね」
「うん、二人兄妹」
……答えたのは兄ちゃんだ。何故か兄ちゃんは向かいのソファに座っている。



