六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



「なに、その今気づきましたみたいな反応」


「今気づいたから。俺は気にしないけど……」


「私は気にするね。晃くんは自分の……服、私に見られてもいいんだ?」


「さゆだったら盗むとかしないだろ」


「………盗む?」


「うん。よくジャージとかネクタイとか、更衣室から盗まれたことあるから」


イケメンぱねえな。


「その度に新しいの用意しなくちゃで、母さんに負担かけた。盗んだ奴らは未だに赦せない。誰だかわかってないけど」


あー……晃くんも、奏子さんに負担かけたくないって特待取ったくらいだからな……。


「なんか、晃くんなら大丈夫な気がしてきた」


「なにが?」


「別に私の下着見たって、私が気まずくなるだけで晃くん気にしなさそうだし」


「え……それは……」


急に晃くんが口ごもった。


「さ、さすがに、俺も気恥ずかしい、と思う……」


ふいっとそっぽを向かれた。見える耳が少し紅い気がするんだけど……。


ちょ、私まで恥ずかしくなるんだけど!