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「はい」
「へ? なに? それ」
晃くんが渡して来たのは、綺麗な水色の包みの四角い箱だった。
晃くんの部屋のラグに座っている私の隣に、晃くんが胡坐をかく。
「なんか……いつもさゆにもらってばかりだから、返したくて」
「? 私なにかあげたっけ? チョコはさっき渡したばっかだよ?」
「そこは深く考えなくていいよ。だからなんて言うか……俺も作るしかないなって」
「なにを?」
「チョコ」
「へ……?」
「さゆの方が美味いのはわかってるけど、俺だってさゆを好きな気持ち表せるもんで負けたくねーし」
「……って、これチョコなの? 晃くんが作ってくれたの?」
「うん」
「―――~~~」
ま、まさか晃くんの手作りチョコをもらえるなんて! なんて日だ!



