+
それから二か月後、お母さんと圭一お父さんは籍を入れて、司の家で、三人で暮らすようになった。
奏子さんと光司さんはそのひと月前に結婚していて、それに合わせて晃くんもうちから引っ越した。
うちから引っ越すってあたりがもうね、淋しくてね、二人になれば抱き付いてしまっていたよ。
晃くんの新しい家は、うちから歩いて十分もしないところだった。
休みの日は、大体どちらかの家で勉強するのが慣例になった。
試験の結果がよかったときとか、たまーにお互いへのご褒美でデートしたりもした。
付き合って二年の記念日は、勉強はお休みして二人で少し遠出した。
そこで、指輪をプレゼントし合った。
世に言うペアリングってやつだ。
さすがに学校ではつけていられないけど、それ以外ではずっとつけている。
今日も。
「咲雪ちゃん、困ったことがあったら必ず電話するんだよ? 飛んでいくから」



