六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



でも、どっちも入籍を急いではいなくて、引っ越しも仕事の様子を見ながら決めたいって言われた。


私は晃くんと離れ離れになるわけじゃないから、それだけで十分だ。


少し歩き疲れて、近くにあったカフェに入った。


晃くんと二人でこういうところ、初めてだ……!


「しばらくはお互い忙しいな」


「だね。でも、うれしーな。家族が一気に増えちゃった」


私と晃くんのお付き合いを、みんな認めてくれた。


お母さんたちは月曜日にはまた出張へ戻るから、同居が終わるのはあとどのくらいかまだわからないけど、だからこそ、それまでの二人きりの時間を大事にしよう。


……淋しいことは、否定できないけどね?


「さゆ、ちょっと前から考えてたんだけど……」


「なに?」


「……大学」