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「家まで送って行かなくていいの?」
「せっかくだから少し歩いて帰る」
「晃、さゆちゃんいつも以上に可愛いんだから、絶対に一人にするんじゃないわよ?」
「当然」
晃くんと奏子さんがボソボソ言い合っている。喧嘩してる風じゃないけど……。
お母さんたちもお父さんたちも忙しい仕事の中で時間を作ってくれたみたいで、みんなで食事をしたあと、仕事へ戻るそうだ。
私と晃くんは、家に一番近い駅でおろしてもらった。
お母さんと奏子さんの車を見送って、顔を見合わせた。
「はーっ、緊張したー。晃くん、ありがとうね」
「さゆが頑張ったんだよ。まさかうちも一緒に紹介されるとは思ってなかったけど」
「一緒にお父さんが二人も出来ちゃったね」
「な」
するっと、晃くんが指を絡めて来た。
「デート、する?」



