六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



口元を手の甲で隠して、恥ずかしそうな晃くん。か、可愛い! ぎゅって、ぎゅーってしたい!


「か、感動? 晃、新しいお父さんとか嫌じゃないの?」


奏子さんはまだ戸惑っている。


「そんなわけない。この前も言ったけど、母さんを大事にしてくれる人なら、俺は反対なんてしない。ただ……俺、自分の父親とは一生縁がないかなーとか思ってたから……。旭の親が結婚したって聞いたときは、少し旭を羨ましく思ったし」


晃くん……。


「晃くん、約束します。絶対奏子さんを大事にして、幸せにするって。だから、僕を晃くんの父親に――咲雪さんの父親に、してください」


……光司さん……ううん、光司お父さん、でいいのかな?


「はい。母さん、気が強いし、小雪さんにも迷惑かけてばっかりだから、絶対父さんにも迷惑かけると思うけど、よろしくお願いします」


「否定出来ないこと言うんじゃないわよ、息子。でも……ありがとう。晃には辛い思い出しかないから、少し言い出しづらくて……遅くなってごめん」