六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【完】



晃くんには言ってあったこと。


お父さんになる人と逢うとき、一緒にいてほしい。それから、こうお願いしたい、って。


お母さんと二人、驚いた顔で私たちを見て来る。


テーブルの下で、晃くんがまた手を握ってそっと視線をくれた。


「――晃くん」


「は、はい」


急に名前を呼ばれて、晃くんは珍しくびっくりしたみたいだ。


「僕を、咲雪ちゃんのお父さんに認めてください!」


反対にお願いされて、私も晃くんもびっくりしてしまった。お母さんも驚いているようだ。


「圭一さん……」


そして晃くんも。


「……す、すみません……なんか俺が照れる……」


少し頬を染めた晃くん。かわいー……。


「ここはピュアっ子しかおらんのか」